- 2010.06.04[その他のレポート]
「第10回全国自動車教習所指導員 安全運転競技大会」参戦記
2010年6月3日、4日の二日間、鈴鹿サーキット交通教育センターにて開催された
『第10回全国自動車教習所指導員安全運転競技大会』に参加して来ました。
今年で10回目となるこの競技会は、指導員のさらなる運転技術や指導力のレベルアップを目的に全国より普通二輪部門67名、大型二輪部門36名、四輪部門72名、計175名の指導員が参加し、実施されました。
今年9回目の参加となるドリームモータースクールからは、二輪部門に3名、四輪部門に4名、計7名が参加し、堂々結果を残しました。
熱い応援、ありがとうございました!
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大型二輪部門
ドリームモータースクール須坂 木内 俊児 指導員
- コーススラローム 第2位 入賞 !
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普通二輪部門
ドリームモータースクール昭和 小林 健二 指導員
- パイロンスラローム 第1位 入賞 !
- コーススラローム 第2位 入賞 !
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普通二輪部門
ドリームモータースクール昭和 荻原 一博 指導員(初出場)
- パイロンスラローム
惜しくも入賞ならず
タイムはトップに肉迫
- パイロンスラローム
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四輪部門
ドリームモータースクール昭和 小林 純 指導員
- 総合 第3位入賞
- 縦列・車庫入れ 第2位入賞
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四輪部門
ドリームモータースクール昭和 落合 誠 指導員
- フィギア 第5位入賞
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四輪部門
ドリームモータースクール須坂 馬場 裕司 指導員
- コーススラローム 第4位入賞
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四輪部門
ドリームモータースクール須坂 丸山 圭一 指導員
- 総合 第4位入賞
ドリームモータースクール監督
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監 督
ドリームモータースクール本社 太田聡
大会を運営されている皆様、バックアップしてくれている当学校の皆様、このような人生を豊かにする場と機会を与えていただき、本当にありがとうございました。
自身三度目の鈴鹿競技会参戦は、選手としてではなくドリームチーム7名を引率しての監督(かっこいい響きだ!)という立場で迎えました。
今大会でも数々の「感動」が生まれましたが、自分の事でなく他人のことで感動出来ることが年を取るごとに増えてきました。そんな「感動」について一部を書いてみます。
1 昭和所長より今年のチーム監督を命ぜられた時
2 練習の中で、選手たちが壁を乗り越えて技術が向上した時
3 大会に向かう熱い想いや自身の技術や体調の不安を聞いた時
4 大会直前の社内壮行会で成功したり失敗したりした時
5 社内応援団が会場に到着した時
6 頑張っている選手を見た時
7 他校の選手が当校の選手を応援してくれた時
8 目標に近づいた選手の喜びを見た時
9 目標に届かなかった選手の悔しさを見た時
10 シミュレータ体験で酔って具合の悪くなった私にみんなが優しくしてくれた時
(選手のみんなありがとう!)
まだまだたくさんありますが、こうやって言葉に記し振り返ってみると選手たちには何もしてあげられず、教わったり魅せてもらったり、受け身ばかりで「名ばかり監督」でした。
でも、この同じ目標に向かい一つ一つの目的を吸収する経験は、いっしょに居られたからこそ得られた人間性の深化だと思います。
本当に全ての皆様、ありがとうございました。※しかし、こんな事を書きながら、選手としてのチャンスも伺っていますいます!(大人になりきれない・・・。)
二輪部門出場選手
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大型二輪部門
ドリームモータースクール須坂 木内 俊児 指導員
- コーススラローム 第2位 入賞 !
「環境に合わせる」これが今回のテーマでした。
時間、天候、車両の状態等に対し自分が合わせる。より厳しい環境に合わせることは、操作的にも精神的にもより高いものが要求されます。同時にその状態がどうなのかを見極める観察力も必要になってくるのです。
日頃の運転操作も自分の都合に合わない事からくる不平不満がついつい口に出してしまう中、失敗はすべて環境に合わない操作の結果として捉え練習し、手段を講じてみました。
改めて考えてみると、周囲に合わせる運転行動は安全運転をする中でも核となる要素でもある訳です。今回はそのことが再確認できた練習であり大会でした。
結果は言い訳の方が多くなってしまいましたが、出場するたびに新たな発見があり、課題がつきません。大会で得たノウハウを教習に活かしていきたいと思います。
最後になってしまいましたが、応援して頂いた皆様に本当にありがとうございました。 -
普通二輪部門
ドリームモータースクール昭和 小林 健二 指導員
- パイロンスラローム 第1位 入賞 !
- コーススラローム 第2位 入賞 !
今回は第10回と節目の大会で自分としては4回目の出場です。
意気込みはやってきたことを淡々とこなすことを目標に大会に臨みました。
四つのセクションで競うわけですが今回は急制動とパイロンスラロームを自分なりに強化し大会に臨みました。
最初は急制動、昨年は慎重になり過ぎ失敗したので今年はいろいろ練習方法も変え、いざ勝負! 結果はまあまあ!
次は昼食をはさみ強化セクションであるパイロンスラローム。今まで入賞こそしていますが苦手な競技です。コンマ何秒で得点差が結構出る競技です。自分としても力を入れてきた競技です。いざ勝負!結果は今まで突入したことのない25秒台。“やったー“練習の成果がでました。
そして初日最後の競技コーススラロームです。これは自分としては好きな競技です。いざ勝負! 結果は最初車両の暴れを抑えるのに苦労し途中リヤがS字で滑ったりしましたが自分なりに最後まで攻めたつもりです。まあまあです。
こうして初日は何とか大きなミスもなく終えることができました。
そしていよいよ2日目、残りの一本橋競技。昨年は90秒こそ出したものの痛恨の発進不確認!指導員としは問題外のミスを犯してしまったのです。今年は細部に注意し最後まで気を抜かずにやろうと思い臨みました。いざ勝負!
発進確認もすませいつもどおりハンドルを右から切りいつもどおりじゃん と思っていたその直後!なんと左に大きくふらつき落ちそう!何とか我慢し立て直し、再度仕切り直し!ただ立て直しで進み過ぎ自分の腹時計は60秒。おおもう先があまりない!ピンチ!結果・・我慢しすぎて落輪(1年目のエンストが脳裏を霞めました。)結果得点0点。やってしまった。応援してくれた皆さんに合わす顔もない。今までで最悪の“たられば”しかも監督からの指示違反もしてしまいました。(落ちるより通過して点を残す)試験だったら中止事項。
今大会では痛恨のミスをしてしまい総合をもう一歩のところで逃してしまいました。今でもあの時の悪夢がフラッシュバックしてきます。(落ちないで通過していたら・・・。)
最後に応援していただいた皆様、ありがとうございました。
永遠に課題は尽きません・・・! -
普通二輪部門
ドリームモータースクール昭和 荻原 一博 指導員(初出場)
- パイロンスラローム
惜しくも入賞ならず
タイムはトップに肉迫
5月17日、私にとって悪夢の出来事が起きた。パイロンスラローム練習中の転倒、4針を縫うケガを負ってしまった。その日からバイクに乗りたくても乗れない日々が続きました・・・。そして本番5日前にようやく抜糸ができたので、練習に復帰。意外にもタイムが好調、まさに“怪我の功名”この調子でいけば初出場初入賞もいけるぞ!と思いきや
またしても右ひじの痛みをかばっていたせいで、今度は右手首に激痛が走る。正直大会に出場すべきか否かを自問自答していた。ただ、せっかく自ら掴んだチャンスであるし、テレビのスポーツニュースを見た時に、自分と同じ世代のテニスプレーヤー クルム伊達公子さんが足の傷にもかかわらず、技術力でカバーしながら全仏オープンに出場して戦う姿に感銘を受けたため、出場を決断いたしました。
そして右手首の痛みが全くひかないまま6月3日を迎えました。もっと緊張するのかなと思ったが、初日の3種目は私が好きな種目でしたので楽しく競技することができたかなと思います。その中でもパイロンスラロームでは、一瞬のミスが取り返しのつかないことになることを痛感し、かなり悔しかったけれど全体の4番目のタイムを出せたことで、自分の今まで取り組んできたことは間違っていなかったと思うし、全国上位にも食い込める確かな感触をつかめることができました。
さて時は過ぎて6月10日指導員法定講習において、高校バレーで岡谷工業高校を率いて日本一になった壬生義文監督の“勝つための組織づくりの理論と実践”という講話を聞いて、さらに競技会出場の意欲が湧いてきました。私も学生時代バレーを経験していたし、今の自分のおかれた状況にフィードバックして、失敗の繰り返しの先には栄光が見えると信じ、また鈴鹿の地で最高のパフォーマンスを見せたいのが現在の心境です。
最後になりましたが、競技会出場の経験・雰囲気を後輩達にも伝えて、次世代のドリームの繁栄にも全力を尽くしていきたいです。
昭和・須坂両校の職員の皆さま、御支援、御声援 本当にありがとうございました。 - パイロンスラローム
四輪部門出場選手
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四輪部門
ドリームモータースクール昭和 小林 純 指導員
- 総合 第3位入賞
- 縦列・車庫入れ 第2位入賞
この度、記念すべき第10回競技大会に初参加させて頂きました49才です。
2005年に監督として初めて大会の雰囲気を間近で味わい、是非選手として出てみたいとの想いがありました。
ここ1、2年事業所内の予選会も熱を帯び、この辺で頑張らなければ一生チャンスはない。
今回限りと想いをぶつけました。
ただ、代表が決まった後、同僚と同じレベルまで届くかは不安でした。とりあえず自分らしく出来る全てをぶつけてみようと3ヶ月計画で朝練を開始しました。
開始から2ヶ月は徹底的に基礎錬を繰り返しました。日々新たな練習のひらめきがあり、集中していく瞬間が感じ取れる感覚が現れた時は楽しいものでした。現役でサッカーをやっていた頃以来の何年ぶりかの感覚であり、この歳でもまだ感じとれる事に喜びがありました。自分なりに全ての準備を整え、大会本番に挑みました。
結果は御存知の評価を頂きましたが、内容は悔いの残るものでした。特に一種目はスタート位置に誘導された瞬間、心が折れそうになり何の感覚も感じ取れないままゴールしました。応援部隊が到着した二種目以降はスタートラインで皆の顔が見えた時、勇気づけられ、ふるい立ちました。
競技内容といい、ルールといい本当に良くできた大会です。
指導員として人間力を試される競技です。多くの想いが、多くの事を学ばせてくれる大会です。是非、歳は関係なく多くの方に経験して頂きたい。
最後に、それぞれの立場や形でサポートして下さった皆様に心より感謝いたします。 -
四輪部門
ドリームモータースクール昭和 落合 誠 指導員
- フィギア 第5位入賞
今回で5回目の出場をさせていただきました落合です。
普段ボ~ッとしていますが、さすがにこういった大会となると真剣になります。それはまず全国から大勢の選手が集まり順位がつけられること、また大勢の審判員の方々の厳しい目によって審査されること、そして何より、それら険しい関門を突破して入賞したいという気持ちからだと思います。
時々こういう刺激を受けるというのは生活にもメリハリができて良いことです。
まず、早起きになります(期間限定)。自ら進んで練習をします。
仲間からも刺激を受け、またお互いに色々考えながらの練習は楽しいものでした。
競技結果は自分としては全く満足いくものではありませんでしたが、今回は練習中も大会中も楽しんでやることができました。これが今大会の収穫なのでしょう。
しかし、仮にまた挑戦するとしても大幅に成績を上げるためには、これまでと同じ様な練習や考え方ではいけない様な気がします。
全てリセットしてみて、どんなことでも先入観をもたず良い点は吸収していける様な練習をしなければならないと感じました。
もっとも、「また出ていいよ」と言ってもらえたらの話ですが・・・。 -
四輪部門
ドリームモータースクール須坂 馬場 裕司 指導員
- コーススラローム 第4位入賞
6月3日より開催された第10回全国教習指導員安全運転競技大会に、四輪の選手として出場してきました。
四輪の選手としては今回で3回目の出場でしたが、何度出場しても当日のハンドルを握るあの緊張感は日常生活では味わう事の出来ないもので、今回もまた究極の緊張の中、練習で培ったすべてを出しきるべく、全力で大会に望みました。
しかし、本音を言うと今大会の出場は望んでいませんでした。前大会で総合3位という、私には立派すぎる成績をいただいてしまった為、今回もし入賞を逃すと「前回のは運が良かっただけ」と、思われてしまいそうで怖かったからです。本当、出場が怖かった。
ですが、もう一方で自分自身に「前回の入賞はまぐれじゃない!!」と証明したいと思っていた事も事実で、練習を重ねていくうちにその思いは一層強くなりました。
結果は、かなり悔しい部分もありますが、何とかコーススラロームで4位入賞を果たす事が出来ました。・・・「ほっ(ホッとしたっぽい記号か絵文字)」正直な気持ちです。
ただ、これは自分だけの力ではありません。練習する環境を整えてくれた会社や応援してくれた皆様、そして最後に自分で自分を信じた事。すべてが重なり合って出せた結果だと思っています。特にコーススラロームでの入賞は自分の夢だったのでとても嬉しいです。
本当に出場できて良かった。
最後になりましたが、出場の機会を与えて下さった会社、応援してくれた上司始め同僚の皆様、そして何よりも一緒に練習してくれた監督、選手のみんなに感謝します。
本当にありがとうございました。そして良くやったな、俺! -
四輪部門
ドリームモータースクール須坂 丸山 圭一 指導員
- 総合 第4位入賞
二大会連続で出場の機会を与えられ、同時に『昨年以上の成績』を求められる。それは同時に、自身にも課した目標でもありました。
第10回大会は、全四種目入賞できるような記録を出せず、Missをしない『我慢の戦い』でした。二日間の『我慢』の甲斐があってか、総合四位に入賞することが出来ました。大会を終え、学んだこと。『速さ』を追求した間違った練習方法。やはり、『安全第一』なんだと。また、安全圏で勝負をし結果を出す先輩方の凄さ。それと、お風呂場に忘れ物をしてはいけないことを落合先生から学びました。
今回もたくさんの方の支えと協力のもと、無事競技会を終えることと入賞という成績を収めることが出来ました。感謝します。ありがとうございました。
最後に、二大会連続で共に出場・練習してきた馬場先生、ありがとう。二人の目標『同じ表彰台に立つ』は未達成。競技会への挑戦は、まだまだ続きそうですね。
もぅひとつ。太田監督、『鈴鹿の風』は今年も気持ち良かった。