- 2013.07.08[その他のレポート]
「第13回全国自動車教習所指導員 安全運転競技大会」参戦記
2013年6月6日、6月7日の二日間、鈴鹿サーキット交通教育センターにて
開催された『全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会』に出場してきました。
今年で13回目となるこの競技大会は、指導員のさらなる運転技術や指導力のレベルアップを目的に、全国より普通二輪部門51名、大型二輪部門26名、四輪部門57名、計134名の指導員が出場し、実施されました。
今年で12回目の出場となるドリームモータースクールからは、二輪部門に3名、四輪部門に3名、計6名が参加し、堂々の結果を残しました。
熱い応援、ありがとうございました!
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四輪部門
ドリームモータースクール昭和
桑原 次夫 指導員- 総 合
- 準 優 勝!
- フィギア
- 第5位入賞!
- 縦列駐車・車庫入れ
- 第5位入賞!
- コーススラローム
- 第6位入賞!
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普通二輪部門
ドリームモータースクール昭和
三浦 剛基 指導員- 総 合
- 第4位入賞!
- コーススラローム
- 第1位優勝!
- 一本橋
- 第1位優勝!
- パイロンスラローム
- 第2位入賞!
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四輪部門
ドリームモータースクール昭和
小澤 敬祐 指導員(初出場)- 総 合
- 第5位入賞!
- フィギア
- 第3位入賞!
- コーススラローム
- 第3位入賞!
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大型二輪部門
ドリームモータースクール昭和
木内 俊児 指導員- ブレーキング
- 第3位入賞!
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普通二輪部門
ドリームモータースクール須坂
吉村 亮平 指導員- パイロンスラローム
- 第6位入賞!
- コーススラローム
- 第6位入賞!
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四輪部門
ドリームモータースクール須坂
岡村 勉 指導員- 縦列駐車・車庫入れ
- 第13位
- 惜しくも入賞ならず。大健闘!
ドリームモータースクール監督
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監 督
ドリームモータースクール須坂 中野 隆男 指導員
今回は、監督として2回目の参加をさせていただきました。
前回の2005年には、木内指導員の二輪部門総合優勝という感動を味わうことができました。あれから8年、ドリームは数々の入賞者を出してきました。そして今年も、普通二輪・大型二輪・四輪のすべての部門で最後まで総合優勝を競う内容でした。
結果は、ほんのわずかな差で総合優勝は達成できませんでしたが、あと数センチ、あとコンマ何秒で結果が大きく変わってしまうのがこの競技大会の難しいところだと思います。来年の目標は総合優勝です。
出場した選手の皆さん本当にお疲れさまでした。応援に来られた皆さん、陰で支えた皆さんありがとうございました。
来年もオールドリームのすべての人間力で、良い結果が出せるように盛り上がっていきたいと思います。
二輪部門出場選手
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大型二輪部門
ドリームモータースクール昭和 木内 俊児 指導員
- ブレーキング
- 第3位入賞
見落としがちな小さなミスが結果に大きく影響する。その教訓をもとに日々の練習を重ねていきました。ステップの接地、車体接触、そして前回失敗しているブレーキングが克服できれば結果につながる。
しかし最終競技の一本橋でエンストという最悪の事態が起きてしまいました。様々なケースを想定して練習したつもりが実は本番で不測の事態になってしまったのです。一番の原因はほとんどクラッチだけの速度コントロールが要求される状況であったのに対応出来なかったことでした。
改めてクラッチ操作の奥深さを思い知らされました。悔しかったけれどこの失敗から多くの気づきを得ることができました。こういった気づきが大会や練習の中から毎回得られるのです。地味な操作の中に実は想像以上の奥深さがあることを改めて気づかされました。今回のミスが無ければ私はずっと気づかないで終わっていたかもしれない。いつの間にか車をコントロール出来ている気になっていた自分がいました。車や環境にあわせてコントロールさせてもらっている謙虚な気持ちが時間とともに薄れていく。マシンや道路環境あってのコントロール。細かな環境の変化を感じ取り、有利な流れに変える安全運動の追求はこれで終わりということはないのです。
全国指定自動車教習所安全運転競技大会が行われた三重県鈴鹿サーキット交通教育センターから少し足を伸ばせば伊勢神宮があります。一生に一度は伊勢参りという風習がかなり昔からありますが自動車のない時代は自分の足だけで何日もかかったでしょう。より高性能化している現代の自動車では長野からなら日帰りも可能です。それが当たり前の現代の車社会ですが昔では想像も出来ない自然界から抽出したスピードを私たちは日常生活の中で扱かわせてもらっている。そのスピードを車や環境に合わせて運転しようという真摯に取り組み続ける姿勢や意識はかけがえのない財産であり文化なんだ。そんな当たり前なことを大会が終わり帰りの中央自動車道でふと感じました。 -
普通二輪部門
ドリームモータースクール昭和 三浦 剛基 指導員
- 総 合
- 第4位入賞
- コーススラローム
- 第1位優勝
- 一本橋
- 第1位優勝
- パイロンスラローム
- 第2位入賞
「襷」の重さ
6月7日、念願の場所へ帰って来ることが出来た私は、その幸運と緊張が入り混じる中、前走者が終えるのを橋の手前で待っていた。
昨年、私はこの橋を渡りきる事が出来なかった。おかげで多くのことを勉強できたが、競技者としてはそれで納得できるはずもなく、悔しさや情けなさに打ちひしがれる日々が間違いなくあった。 その日々を乗り越え、いよいよスタート。さっきまで見えていた応援旗も、周りの声も聞こえない、緊張しているのかどうかも分からない・・・普段より二―グリップがあまい気がした、「膝を締めろ!」脳が命令するが思ったように力が入らない、代わりに腕や手にメキメキと力が込められていく、人間の体は脳が命令したとおりに動かないという事がよく分かる。終わった後にはしばらく手指が痙攣していた。 会社や同僚、家族、友人など多くの方々に支えられ、忘れ物を取りに行くと誓った昨年の大会から一年間、ほぼ休まず練習が出来た。毎朝練で消費される燃料、タイヤなどの消耗品の数々に「朝早くからご苦労さん!」。手が凍りそうな冬の朝、「今日はいつもより暖かい?!」と練習に付き合ってくれる同僚、一本橋で優勝するとの約束を真剣に聞いてくれた息子など、感謝を口にしたらきりが有りません。そして、その支えあっての「最後は自分がどれだけやってきたのか?」の証明だっただけに一本橋優勝は本当にうれしかった。
そのおよそ24時間前、その自分(我)のために今年も大きな忘れ物をすることになる。
これまで、当事業所は数々の賞を頂きながら「総合優勝」の栄冠を手にする事が出来ていない。その悲願達成に先人たちは並々ならぬ努力を積み重ねてきたはずだ。そして今回、私はその「襷」を受け継いだ。はずだった・・・
最初のブレーキング競技で渾身のブレーキ、はっきり言って狙っていた。『タイトル総ナメ』。技量も無いのに・・
制動開始地点ギリギリから狙う最短距離。ハンドルから伝わってくるトレッド面がよじれる感触。この感覚はめったに味わえない!自分でも驚くほど質の良いブレーキング!!
結果は、赤い旗が2本。①後輪浮き上がり(これは仕方なし、技量不足)②制動開始位置不良(フライング)・・・悲願から大きく後退した瞬間である。
何度も先人たちにアドバイスされていた『無難にいけ!』。自分も同僚に直前まで言っていた、「ここで勝負するな」。
技量の無い者が、出たとこ勝負で理想的なブレーキが出来るほどあまくない。また、フライングという「危険」に近い所で勝負することの恐ろしさや、本来その危険から遠く離れたところに求めるべき安全があることを改めて実感した。
どれだけ短い距離で止まれるか?という地味な競技だが、非常に難しいこの競技、その奥深さを知った者から発せられる『無難にいけ』という本当の意味を、私は大きな代償と引き換えに納得することになった。
そしてその「襷」の重さを忘れた私に「最高のブレーキだった」「すげえ良かった」との言葉が降り注ぐ。
この競技が最初で良かった、自惚れた危険な私を見逃さない真剣な審判団、全力で安全運転の難しさにぶつかっていく選手団、いつも暖かく見守ってくれる同僚の応援団がテーマにしていた「感謝して走る」ことを思い出させてくれる。
これは本当に恵まれた環境に私がいることに他ならない。
来年は許されるなら恩返しを形にしよう!4年間我が儘を聴いてくれる会社に、同僚に、家族に。
先ずはしつこく食らいつく後輩達と勝負だ!誰が伝統の「襷」をその肩に掛けられるのか・・・ -
普通二輪部門
ドリームモータースクール須坂 吉村 亮平 指導員
- パイロンスラローム
- 第6位入賞
- コーススラローム
- 第6位入賞
6月6・7日に鈴鹿サーキット交通教育センターで行われた指導員の全国大会に参加しました。私は今回が2回目で、前回ミスをしたコーススラロームで減点されないよう練習をしてきました。本番では練習の成果を発揮でき、6位入賞することができました。
大会を通じて感じたのが練習でただがむしゃらに走るだけでなく、誰かに見てもらってアドバイスをもらったり、本番同様にタイムを計測してもらったりと、より練習内容を濃くしていかないと結果が出てこないということがわかりました。 スポーツでも同じですが、どうすれば強くなるのか?考えてやらないと強くはなれないんですね。
まだもう1回出場のチャンスがあれば、さらに上位を目指して頑張りたいです。
四輪部門出場選手
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四輪部門
ドリームモータースクール昭和 桑原 次夫 指導員
- 総 合
- 準 優 勝
- フィギア
- 第5位入賞
- 縦列駐車・車庫入れ
- 第5位入賞
- コーススラローム
- 第6位入賞
2日間の競技会を終えて家に帰り、「これまで協力ありがとう」と、妻に感謝の気持ちを伝える前に結果を報告すると、「すごいね…で、賞・金・は?」と返され、危うくカップを落とすところでした。子どもたちもあまり興味を示さなかったので、夜中にカップを並べて余韻に浸っていると、ハル(飼い猫)が擦り寄ってきて祝福してくれました。
4年前に出場したときと、あいも変わらずの我が家の住人にとりあえず「ありがとう。」
競技本番は紙一重のジャッジを受けながら走行する独特の緊張の中でおこなわれるのですが、早朝から練習し、実力は私より数段上のチームメイトが苦戦する中、今回の総合2位という結果は私自身幸運であったと思います。しかし、『テッペンをドリームが獲る』というのが自分の中での目標であったので、その意味では悔しい気持ちもあります。また、いろんな角度から支えて応援してくださった方に、もう一段上の喜びを提供できなかったことは残念です。
この2日間の競技会に向けて取り組む中で、感じたことがあります。それは『夢を持つことは素晴らしい』ということです。実現のためにいろんなことを考え、感じて、それが知らないうちに自身の肥やしになっていくのだと思いました。
ドリームモータースクールは老若男女、誰もが夢を持つことができ、会社として環境を整え応援してくれる素晴らしい職場であり、その一員としていられることに、改めて幸せを感じています。ほんとうにありがとうございます。
ということで、「50代でもう一回出場させてくださーい」 ダメですか? -
四輪部門
ドリームモータースクール須坂 岡村 勉 指導員
- 縦列駐車・車庫入れ
- 第13位
- 惜しくも入賞ならず。大健闘!
まず、今回出場するにあたって応援して下さった皆様応援ありがとうございました。そして、不甲斐ない結果しか出せなくて大変申し訳ありませんでした。
今回で最後という事で、練習もしっかり積んだつもりでしたが、今までの大会出場した中で初めてでしたが、行く前から緊張し、寝れない、失敗に怯える日々がありました。今までであれば、前日や当日には「何とかなる」という気持ちに切り替えが出来ていたのですが、今回は当日競技が始まっても不安な気持ちをかき消すことが出来ませんでした。相変わらず精神面の弱さが…情けない。言い訳にしかならないので、この辺にしておきます。
結果を出して終わりにしたかったのですが、これが私の実力です。
私のわがままで出場させて頂いていましたが、聞き入れて頂いた社長や須坂校の皆様、ご迷惑をお掛けしてすいませんでした。そしてありがとうございました。 -
四輪部門
ドリームモータースクール昭和 小澤 敬祐 指導員
- 総 合
- 第5位入賞
- フィギア
- 第3位入賞
- コーススラローム
- 第3位入賞
私が競技会を意識したのは、昨年の第12回大会の応援に行った時でした。初めて大会に行って感じたのは、レベルの高さと選手・審判の方の熱意と本気を感じ、私も大会に出場したいと思いました。そこから競技会に出場するために練習を始め、校内予選を迎えました。練習をしていたおかげで代表選手になることが出来ました。11月中に決まり、競技会まで7カ月…長いようで短い練習期間が始まりました。
練習メニューは、基本練習(パイロン4本を使用)から始めたのですが、とても難しい…自分の技術の低さに落胆しました。基本を徹底的に4カ月間、競技練習を2カ月実施しましたが、正直自信はありませんでした。そして6月6日競技会当日を迎えました。緊張と不安で押しつぶされそうでしたが、今までやってきた事を信じて、むしろこんな機会はないと思い「楽しんでいこう」と心に決めて挑むことにしました。
1種目目のフィギア、全国デビューの初戦…3位、2種目目ブレーキング回避、とりあえずミスなし。3種目目縦列駐車/車庫入れ、自分では練習通りに出来たとゴール枠に入って審査を受けると「パイロン接触1」と審判からの声が…縦列の左後ろのパイロンを踏んでしまったらしい(競技後に聞きました)のです。やはり速く安全にということが難しいのだと改めて感じました。2日目、最終競技のコーススラローム。自信が一番ない種目だったのですが、スクール参加や練習のおかげで3位に入ることができました。結果総合5位入賞、正直満足していません。もう一度チャンスを掴んで「総合1位」全国トップを狙いたいと思います。
最後に、練習に協力してくれた先生方や応援してくれた方、家族、そして大会に参加させてくれた会社に感謝しています。ありがとうございました。